2010年 02月 24日
アジサイの芽
f0217886_10112333.jpg


アジサイ Hydrangea macrophylla

観賞用として広く庭園などに栽植されているユキノシタ科の落葉低木
梅雨時の象徴的な花である
漢字では慣用として紫陽花を当てることが多い

幹は群生して高さ1.5mくらいになり
よく枝分かれする

葉は対生して托葉はなく
有柄、葉身は大きく
質が厚く、表に光沢があり、ほとんど毛がない
形は倒卵形で先は鋭くとがり
ふちに鋸歯がある

6~7月、枝の先に球状に多くの花をつける
花は大部分が顎片が大きくなり化弁状に変化した装飾花で
一般に美しい青紫色であるが
白色や淡紅色などの品種もある
種子はほとんできない
<平凡社『世界大百科事典』より>

梅雨時に咲いていた紫陽花も
今は枯れて茶色の葉がのこっている
しかしよくみると、もう新しく芽吹いている
今年もまたきれいな紫陽花がさくことだろう
[PR]

# by brompton_2006 | 2010-02-24 10:30 |
2010年 02月 23日
エナガ
f0217886_1939443.jpg


柄長
Aegithalos caudatus 長い尾をもつ シジュウカラ類

スズメ目エナガ科の鳥、またはエナガ科の鳥の総称
全長約14㎝
スズメより小さく、尾が長い
雌雄同色
体は白いが、腰や下腹部はブドウ色を帯びている
太い眉線と上背、翼、尾は黒い

ユーラシア大陸の中緯度地方に多く分布し
日本では九州以北に留鳥としてすみ
北海道のものは頭部が真っ白で別亜種とされる

低地や山地の落葉広葉樹
あるいはマツ林と常緑樹林の混合林を好み
二次林に多い

たえず発声し、気ぜわしく動いて、動作が細かい
樹林の内部や、やぶなどの小枝を渡り歩いて小さい虫を探して食べるが
とくにアブラムシを好む
やわらかい果皮をもった果実や樹液にもやってくる

器用に枝をつかみ、しばしば逆さにつり下がる
片脚でつり下がり、片脚で餌を握り
くちばしのほうへもっていってつついて食べるということもする

一夫一妻で繁殖し
クモの糸などを使ってコケ類をとじこみ
袋状の巣を木の枝につくる
出入口は側面上方にある

1腹の卵は6~12個
巣立った幼鳥は群れで行動し
夏にはいくつもの幼鳥群や成鳥が集まって大きな群れとなるが
秋には分裂し、10羽前後の群れとなり
群れのなわばりをつくる

群れは低木の小枝に一列に並んで眠る
冬は群れのなわばりの中で過ごし、隣の群れと出会うとたたかいになる
<平凡社『世界大百科事典』より>

ジュリジュリ、チッ、ツッ、チーチーなどと鳴きながら
群れでやってきては、忙しそうに木々の間を動き回る
かわいい姿である
[PR]

# by brompton_2006 | 2010-02-23 19:46 |
2010年 02月 23日
ルリビタキ
f0217886_1854826.jpg

ルリビタキ♂

Tarsiger syanurus 青い尾の 特徴的(長い)な脚をもつ鳥
スズメ目ヒタキ科の鳥
全長約15㎝
雄は背面が青く、下面は汚白色、脇に橙黄色の羽毛がある
雌は背面が緑褐色で、下面は汚白色、脇は橙黄色をしており、腰部から尾にかけては青い
雄の若鳥は雌と同様の羽色をしている

アジア大陸東部で繁殖し、秋・冬季には東南アジア、マレー諸島などに渡る
日本では、九州を除いた地域のおもに亜高山帯の針葉樹林で繁殖し
秋・冬季には低地の薄暗い林に移動する

地表付近で昆虫をとって食べることが多いが
秋・冬季には植物の種子も好んで食べる

繁殖期には雄は森林の小枝で
ヒョロロヒョロロと聞こえる美しい声でさえずる
さえずり以外では、ヒッヒッククッククッという声で鳴くことが多い

林内の倒木のかげや崖のくぼみなどにコケや枯葉でわん形の巣をつくる
1腹の卵数は3~6個
雌が抱卵し、雌雄で育雛(いくすう)する
秋・冬季には雌雄が1羽ずつ別々になわばりをかまえて生活し、群れになることはない
このなわばり形成と関連して、秋のはじめにもさえずりがしばしば聞かれる
<平凡社『世界大百科事典』より>

確かに観察していると
雌は雌でテリトリー内を動き回り
雄が現れるのはまた別の場所であった
雌がいれば、雄もいると思っていたが
雌雄別々になわばりをかまえるということなのだ
[PR]

# by brompton_2006 | 2010-02-23 08:33 |
2010年 02月 22日
アカタテハ
f0217886_20312795.jpg

アカタテハ Vanessa indica

鱗翅目タテハチョウ科の昆虫
インドからアジア東部に広く分布するが
北西アフリカ沖のカナリア諸島とマディラ島にも分布している

前・後翅の表面に赤い紋のあるタテハチョウで
開張6.5㎝前後
日本全国にふつうであるが
個体数は必ずしも多くない

海岸から高山のお花畑まで
垂直分布は広範囲にわたり
季節的に高地と低地の間を移動している可能性もある

年に少なくとも2回は発生し
成虫で越冬する
屋内や軒先などで越冬するものは
冬でも暖かい日には飛ぶこともある

幼虫はイラクサ科の植物の葉を食べ
1枚の葉で巣をつくり蛹化も巣の中で行う
ヨーロッパに分布するV.atlantaはそのきびきびした動作から
red admiralの名で親しまれている

やや小型の近縁種にヒメアカタテハCynthia carduiがある
これは南アメリカを除く世界中に分布する
幼虫の食草はおもにキク科、とくに日本ではゴボウとハハコグサに多い

外国ではアザミ類を好むものが多く
大発生、大移動することがある
日本では戦後一時期きわめてふつうであったが
最近は年によってはまれな地方もある
<平凡社 『世界大百科事典』より>

今年はじめて出会った蝶であった
調べてみて納得
この蝶はヒラヒラと飛んで
東屋の柱の上の方のすき間に入ってじっとしていた
なるほど、今日は暖かく
成虫で越冬してでてきたのだろう
[PR]

# by brompton_2006 | 2010-02-22 20:33 |
2010年 02月 22日
オオイヌノフグリ
f0217886_1558312.jpg

オオイヌノフグリの花が
道ばたをかざるようになると
もうきびしい寒さはやってきません
でもこのころは晴れている日でも
気温は10℃前後しかあがりません

こんな低い気温の中で
元気にさいているオオイヌノフグリの花は
寒くても平気なのでしょうか

わたしたち人間の体温は寒くても暑くても
36℃から37℃の間にあるのがふつうです
でも昆虫は、からだをとりまく温度が変わると
体温も変化します
体温が20℃ぐらいに上がらないと
元気にとびまわることはできません

花は昆虫に花粉をはこんでもらうためにさくのです
気温が10℃のときさいたのでは
昆虫が来ないのではないでしょうか
ちょっと心配になります

2月のある日
オオイヌノフグリがはえているところに
たて25センチ、よこ30センチの四角いわくをおいて
その中でさいた花の数をしらべました
同時に、花の近く(地上から10~20センチぐらい)と
地上1メートルの2か所で、気温をはかりました

この日の気温は最高でも8℃でした
でも、花のさいている高さの気温は
早春の明るい光につつまれて
25℃にもなってほかほかと、あたたかかったのです

オオイヌノフグリの花は
この初夏といっていいようなところにさいて
ハナアブたちは、あたたかい花のレストランで食事しているのです

こんどオオイヌノフグリの花がさいていたら
その草むらの中に、そっと手をいれてごらんなさい
ほっかりとあたたかいはずです

<田中肇著 『花のしくみと昆虫』さ・え・ら書房 より>

今日は暖かい一日になった
昨日までの上着を一枚脱いで歩く
オオイヌノフグリがあちこちに咲いて
いよいよ春を思わせる
[PR]

# by brompton_2006 | 2010-02-22 15:58 |
2010年 02月 21日
ウスタビガの繭
f0217886_15353478.jpg

ウスタビガ Rhodinia fugax

鱗翅目ヤママユガ科の昆虫
かなり大型のガで、開張は雄が8㎝以内、雌が10㎝以内
雄は赤褐色で雌は黄色
翅の形も性によって異なり、雄のほうが細長い
前・後翅とも翅の中央に大きな透明紋がある

幼虫は緑色の芋虫で
後胸の背面に一対の肉質突起がある
さわると頭胸部をもち上げて
キー、キーという摩擦音を発する

幼虫の食草はクヌギ、コナラ、カシワカエデなど
卵の状態で越冬し、春に孵化した幼虫は6月ごろに老熟して
蛹化し、秋に羽化する

繭は緑色
長い枝にぶら下がっており、カマス形をしているので
ヤマカマスと呼ばれる

緑色なため葉の茂っているときは目だたないが
秋の落葉後には鮮やかに見える

日本のほとんど全土に分布し
成虫はよく灯火に飛来する 

<平凡社『世界大百科事典』より>

公園を散策していると木の枝にぶらさがる緑色の繭を発見した
[PR]

# by brompton_2006 | 2010-02-21 14:32 |